キッチンにおいて、手軽な生活を実現するためのアイテムとして、パナソニックディスポーザーがあります。
生ごみを効率的に処理し、キッチンの清潔さをサポートするこのディスポーザーは、忙しい日常において頼りになる存在となっていますね。
しかし、便利さと共に、ディスポーザーに関連するトラブルも時折発生します。
本記事では、パナソニックディスポーザーのトラブルの発生原因と解決方法に焦点を当て、キッチンでの快適な生活を実現するためのポイントを紹介します。
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パナソニックディスポーザーの一般的な故障原因は?
ディスポーザーが突然故障すると、キッチンの便利な仕組みであるが故に慌ててしまいますよね。
何気なく使っていたディスポーザーが動かなくなったり、異音がするようになったら、様々な原因があります。
パナソニックディスポーザーの故障原因に焦点をあてて、トラブルシューティングのヒントを提供します。
快適で清潔なキッチンを取り戻しましょう!
フタスイッチをONにしても運転しない
パナソニックディスポーザーには、本体制御盤に主電源が付いています。
主電源が「切」になっていると、フタスイッチをONにしても、ウンともスンともいわないです。
「切」になっていた場合は、主電源を「ON」にしてみましょう。
![](https://disposer-kikaku.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
フタスイッチをONにすると、「ピッピッ…」と5回なって運転しない
噛み込みの症状です。噛み込みとは、処理中の食品や硬い物などがディスポーザーの中で詰まってモーターが回転しなくなることです。
もしくは、生ごみを多く詰め込み過ぎて過負荷になっている可能性もあります。
対処方法
・ディスポーザー本体の制御盤にある主電源を「切」にします。
・厚手のゴム手袋などを着用して処理室内部の生ごみなどを取り除きます。
・この時、生ごみ以外のものがあれば、確実に取り除く。
・処理室内部の中心部分が手で回ることを確認する。
・手で回ることが確認できたら、電源スイッチを「入」にします。
ブザーが「ピッピッ…」と約1分間鳴る。
安全装置が作動している場合があります。
安全装置を解除するリセットボタンは、ディスポーザー本体の制御盤の横についています。
対処方法
・ディスポーザー本体制御盤の主電源を「切」にします。
・赤色のリセットボタンを押します。
・ディスポーザー本体制御盤の主電源を「入」にします。
・フタスイッチを「ON」にします。
・通常通り運転が始まれば解決です。
・再び、安全装置が作動する場合は、修理が必要です。
ブザーが「ピッピッ…」と鳴り続ける。
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残念ながら、本体の故障です。
ディスポーザー本体の交換が必要です。
ブザーが「ピーピー」となる。
パナソニックディスポーザーは、連続した運転を抑制するようにプログラムされています。
ディスポーザー本体を保護するための機能で故障ではありません。
対処方法
・フタスイッチを「OFF」にして、30分程度放置する。
ディスポーザー本体の底から水が漏れている。
パナソニックディスポーザーは、モーターの回転力を処理室内部の部品に伝達するシャフトがあります。
水が通過する部分になるため、オイルシールで防水処理されています。
そのシールが劣化すると漏水につながります。
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対処方法
・オイルシールは定期点検が必要です。
・オイルシールの交換目安は、メーカー推奨約3年です。
・ディスポーザーの使用年数が7~10年前後の場合は、交換をご検討ください。
ディスポーザー本体周辺から水が漏れている。
パナソニックディスポーザーは、処理室本体とシンク側フランジをゴムフランジとステンレスバンドで固定しています。
ディスポーザーの振動で水が浸潤して錆が発生するとゴムフランジの内側の密封性が失われて漏水につながります。
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対処方法
修理が必要なレベルです。
錆を落として、ゴムフランジの汚れを落とすことで、再度ステンレスバンドで固定できるレベルにある状況なら修理は可能かと思います。
使用年数が7~10年前後にある場合は、修理ではなく、ディスポーザー本体交換が良いでしょう。
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パナソニックディスポーザーの交換ガイド
キッチンの便利アイテム、パナソニックディスポーザー。しかし、時折故障が発生し修理が難しい場合、交換が必要になることもあります。
ディスポーザーの交換は、新しい機器の導入から古いものの取り外しまでの手順が求められます。
パナソニックディスポーザーの交換に焦点を当て、スムーズな方法で交換するためのステップや注意点について説明します。
新しいディスポーザーの交換がより簡単に行えるよう、詳細な手順を解説していきます。
キッチンライフをより快適にするための新しい一歩に備えましょう。
パナソニックはディスポーザー事業から撤退している!?他メーカーへの交換はできる?
パナソニックは、2022年4月にディスポーザー事業から撤退しています。
アフターサービスの窓口にはテラル株式会社へ変更されています。
テラル株式会社についてはこちらをクリック
いずれにしても、他メーカーへの交換となるため、交換可能なメーカーを説明しておきます。
パナソニックディスポーザーから交換可能なディスポーザーメーカー
下記記載されているディスポーザーメーカーは、現在でも事業活動を継続しているディスポーザーメーカーです。
(株)ISEジャパン
世界100ヶ国で販売し、年間約600万台を製造しているイン・シンク・イレーター社の日本総輸入代理店です。
ディスポーザーAC105-Bは、イン・シンク・イレーターの日本正規品となっています。
同製品は、クリナップ(キッチンメーカー)の推奨機器にも選定されていますね。
国内唯一の連続投入タイプのディスポーザーです。
マンションの分野では、TOTOブランドで導入されているケースが多いです。
イン・シンク・イレーターはマンション以外にも、船舶用のディスポーザーなども準備しています。
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(株)フロム工業
国内屈指のディスポーザー製造会社です。
自社ブランドとして、新開発されたYSシリーズをリリースしています。
YS-8100、YS-7000Lなどが主力となっています。
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ニッコー(株)
浄化槽製造メーカーとして国内屈指のメーカーです。
パナソニックがディスポーザー事業を撤退したあと、パナソニックの同型機をシャラクとして販売しています。
マックス(株)
建築関係者なら、工具などで有名なメーカーです。
浴室乾燥機なども多くの物件で導入されていますね。
住宅関係があまり詳しくない方でも、ホチキスのマックスなら馴染みがあるのではないでしょうか。
安永クリーンテック(株)
ディスポーザー処理槽などの維持管理を中心に、ディスポーザー用処理槽の設計などもしている企業です。
ディスポーザー本体は、YDから始まるシリーズが主軸となっています。
テラル(株)
水中ポンプなどを販売している企業です。
大正時代に創業している老舗企業です。
水中ポンプ類は、集合住宅には必要不可欠なため、多くの物件で採用されています。
その得意な市場でディスポーザー事業を継続している企業です。
ディスポーザーは、DSP-100を始めDSP-75Hなど数種類のディスポーザーを製造販売しています。
実際、交換するならどこのメーカーが良いのか?
よく聞かれる質問です。
ただ、交換したい人の立場などで、メーカー選択は変わると思います。
交換を必要とする人は、ユーザー(個人)から法人に至るまで、幅広くいるからです。
他ディスポーザーメーカーへの変更を難しくしているのは何か?
前述の各ディスポーザーメーカーに確認しても、現状使用しているキッチンの状況などを考慮して、交換可否を判断するのは難しいと思います。
それは、ディスポーザーがマンションで普及したこともあり、ほとんどが新築経験のみだからです。
それでも、市場導入から20数年経過しているので、交換するケースの経験値も豊富になってきてはいますが、そのほとんどが自社製品同士の交換でした。
そのため、他社メーカーからの交換に関する経験値は、どのメーカーもこれからの経験なのです。
したがって、各メーカーは断りはしないと思いますが(多分。。。)交換可否の判断をするまでに多くの時間を必要とする場合があると思います。
ディスポーザー交換のお見積りなど承ります。
今回の記事は、キッチンの生活を手軽にするためのパナソニックディスポーザーに焦点を当てました。
ディスポーザーは生ごみを効率的に処理し、キッチンの清潔さをサポートしますが、時折トラブルが発生することもあります。
記事内で触れているディスポーザー関連の業務やご相談については、ナカジマ企画がお手伝いいたします。
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ディスポーザー関連サービスの対応エリア
ナカジマ企画の対応エリアは下記の通りです。
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・関東=東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・栃木県・群馬県・山梨県
・東海=静岡県・長野県・岐阜県
・関西=滋賀県・大阪府・京都府・兵庫県
・九州=福岡県・大分県・熊本県
快適なディスポーザーライフをおくりましょう!